サスティナビリティとは
- mayumi

- 2023年4月8日
- 読了時間: 6分
更新日:2023年4月13日
先日観たドキュメンタリーがモヤモヤしていた、
サスティナブルの考え方に視点を変える大きなヒントをくれたので、
共有させてもらいます。

■ Cowspiracy
「サスティナビリティ(持続可能性)の秘密」
実は、地球温暖化の原因となっている温室効果ガスの割合は車などの輸送業より、
畜産業の方がはるかに上回るのが事実です。
しかし、グリンピースを始めとする
環境保護団体では畜産業について、
ほとんど言及されていません。
そのことに疑問を抱いたKip Andersen氏が、
畜産業の陰謀を暴いていくドキュメンタリーです。
私はこのドキュメンタリーで数値化された以下の事実に驚愕しました。。
私たちは野生動物から地球を完全に奪い取り、
家畜を育てるために使っています。
・畜産で使う水の使用量・・
ハンバーガー1個=約2500リットル=2ヶ月分のシャワー/1人
・地球の水の1/3を畜産業が消費している。
・アメリカの水使用量
一般家庭5% 畜産業55%
・世界中の温室効果ガス排出量の割合・・
輸送業(車、飛行機、船など )13% 畜産業 51%
・一人当たりの炭素使用量・・
肉を食べる人に比べ菜食主義者は50%までカットできる。
・亜酸化窒素の排出量・・
畜産業が65%占める
なお亜酸化窒素は二酸化炭素の296倍有害な温室効果ガスである。
・1ファームの2,500頭の乳牛の排泄物=411,000人の排泄物
・毎分約3,000,000㎏の排泄物がアメリカ畜産業で排泄されている。
・地球上の1/3の土地が畜産によって砂漠化されている。
・地球上の土地を 45%畜産が占めている。
・年間1人当たりの食事のために必要な土地・・
菜食主義者=1.6エーカー 肉食者=菜食主義者の18倍
・90,000,000トンの魚が毎年、海から釣りあげられている。
・人間の採取により、3/4の世界の魚たちが絶滅危惧に。
・1ポンドの魚を捕まえるために、
5ポンドの不必要な魚が同時に捕獲され、処分されている。
・熱帯雨林を家畜の放牧とその餌を育てるために、
毎秒アメフト場の広さが失われている。
この影響で毎分100に及ぶ植物、動物、昆虫の種が絶滅している。
・畜産は、アマゾンの破壊の91%を占めている。
アマゾンを守ろうとして畜産業に立ち向かった活動家は銃殺されている。
過去20年ブラジルで殺された活動家は1100人以上。
★地球のために私たちにできることは何か・・
結論は、動物性から植物性の食べ物に少しでもいいので変えていくことです。
もちろん理想は完全菜食ですが、
少しずつでいいので、出来る範囲で意識していけるといいと思います。
菜食主義の人は、肉食の人に比べて、 CO2の排出量が50%少なく、 石油や水の使用量が1/11、 土地の使用量が1/18になります。
私たちは、動物性食品の摂取量を減らし、
計画的に置き換えるだけで、違いを生み出すことができます 。
例えば月曜は肉を食べるのを控えてみるだけでも、
気候変動や大気汚染に加担できます。
動物を食べる人間は、環境保護主義者とは言えません。
環境保護主義者が、
偽善ではなく、生き方を変えれば、
世界を正しい方向へ導くことができます。
完全菜食主義こそが環境保護に有効です。
ここまで地球に優しいライフスタイルはありません。
人間が食糧を動物性から植物性に換えれば、
家畜や魚は繁殖せずに済み、
その餌を育てる必要となくなり、
森林が復活して、野生動物も戻り、
海も復活し、川の水や空気も綺麗になり、
人々は健康になります。
生態系の破壊を止めるには、
畜産を止めるしかありません。
このままでは、食糧不足、温暖化は止まりません。
大気汚染や酸欠海域は増え、
家畜の餌用の畑が作られ続けていく。
野生の捕食動物の駆除も止まりません。
再生可能エネルギーに頼っても、
実用化には20年はかかり、
18兆ドルの予算が必要と言われています。
それなら、肉食をやめればいいのです。
すぐに始められて、
結果早く出て膨大な予算も必要ありません。
★菜食主義で健康は保てるのか・・
32年完全菜食主義のマイケル・クラパー医師の回答
→本人も友人も患者も逆に健康になった人の方が多い。
完全菜食主義の妊婦も健康な子供を産めます。
その子供も立派な大人に成長しています。
植物から得られる栄養だけで、人は健康に生きられます。
乳製品についてはどうか・・
→牛乳は子牛の成長を目的とさせるための液体です。
牛乳は女性の組織を刺激して、
胸や子宮を大きくし、子宮摘出の原因になることもあります。
あるいは男性の胸を大きくすることもあります。

■ Seaspiracy「偽りのサステイナブル漁業」
海洋生物に情熱を燃やす映画監督が、
人間が海洋生物に与える害を
記録するために旅に出て、
驚くべき世界的な不正を発見します。
★漁業が地球に与えている事実
・漁業は海洋野生生物にとって最大の脅威です。
・漁業は世界の大型魚の90%を絶滅してしまった。
・年間30万頭のイルカの仲間、クジラが漁業によって殺されています。
・漁業によって1時間に3万頭のサメが殺されています。
・延縄線は、地球500周ほどの釣り糸を張ります。
・現在、既に1億5000万トンのプラスチックが海を漂流していますが、
海のマイクロプラスチックの70%は漁具から来ています。
(プラスチック製ストローは0.03%)
・現在6種のウミガメが絶滅の危機だと言われていますが、
実はプラスチックで死ぬのは「地球上」で年間1000匹。
しかし「アメリカだけで」25万匹のウミガメが漁船の被害に遭っています。
・底引き網漁では、航空機の移動に匹敵する量の炭素が排出されています。
・2050年までに9割の珊瑚礁が死滅。
サンゴが生きるにはその栄養源である魚のフンが不可欠。
漁業により魚が激減するとフンがなくなり死滅してしまいます。
・世界の漁業は毎年2.7兆匹もの魚が水揚げされます。
それは毎分500万匹の計算になります。
ここ50年ほどでオヒョウ99%、COE86%、クロマグロ97%減少。
ニューヨークタイムズは、このペースで漁業を続けると
2048年までに海は空っぽになると記事にしました。
・これだけ魚が減っている中、サスティナブルな漁業など存在しません。
サステナブルシーフードは全てビジネスのための欺瞞です。
・水産業での強制労働は47カ国で報告されています。
・年間24,000人の漁業従事者が仕事中に死亡しています。
・西アフリカでの外国人による漁業がエボラ出血熱の原因となっています。
・1ポンドの魚を捕まえるために、
5ポンドの不必要な魚が同時に捕獲され、処分されています。
★魚は痛みを感じるのか・・
科学者の認識では魚には神経系があり、
脊椎動物として基本的な機能を備えています。
人間に触覚があるように、
魚たちは私たちが想像する以上に感じることができます。
魚は何も感じないから何をしても構わないと言う人がいますが、
EU科学委員会は、
魚は痛みや恐怖を感じると発表しました。
人間と似たような感覚を昔から持っています。
★栄養素上、魚を食べないとどうなるか・・
魚介類を食べないことで、
摂取量がまず減るのは水銀、ダイオキシン、
ポリ塩化ビフェルニル、毒性重金属、プラスチック化合物 etc..
産業汚染物質は大抵の魚に含まれており、
綺麗な魚は存在しません。
オメガ3脂肪酸は、
魚が作るのではなく、藻類の細胞が作っています。
わざわざ魚を経由して摂る必要はありません。
供給源である藻類を直接食べればいいだけです。



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