Book:スピリチュアルヨーガ
- mayumi

- 2019年9月1日
- 読了時間: 6分
更新日:2021年5月30日

著者:Deepak Chopra
医学博士。
心と体の医学およびウェルビーイング分野における世界的な第一人者で、75冊を超える著書の多くがベストセラーで35ヶ国に翻訳され、発行部数は2000万部を超えている。
内分泌科専攻、米国内科医師会フェロー(特別研究員)、米国内分泌科医協会メンバー、ケロッグ経営大学院の非常勤講師。 コロンビア大学・経営大学院の著名な経営学者で、ギャラップ社上席研究員でもある。 ハーバード大学医学大学院主催の内科最新情報を学ぶ年中行事で10年以上講師を務めている。
「わたしが世界に在るのではない。世界がわたしの中に在るのだ」
(by ラマナマハリシ)
「人は自己の原動力となる深い願望そのものである。願望が意志を生み、
意志が行動を生む。そしてその行動が運命をもたらす。」
(by ウパニシャッド)
あなたの意図を意識してください。
人生においてもっとも実現させたい重要な事柄リストを作り、
瞑想する前にそのリストを見てください。
心が静まったら、意図を解き放ち、願望を宇宙に委ねます。
そして日々の生活の中に現れる、願望成就につながる手がかりを探すのです。
〈スピリチュアル・ヨーガの7つの法則〉
法則① 日曜日:純粋なる潜在意識の法則
純粋なる潜在力の法則を活性化
1. 身体と心で静けさを育みます。
ポーズとポーズの間、動きと動きの間に、
意識を自己の内面にある静かで動かない場所に向けましょう。
2. ポーズを行う間や、1日を通して、意識を観察モードに切り替える練習をしてください。
魂の内面にある静かな場所から、世の中のダイナミックな活動を観察します。
毎日自然界と心を通わせ、生きとして生けるものが内に秘める知性を静かに観察する
時間を設けてください。
3. 価値判断をしないように心がけます。
ありのままの自分を受け入れることこそがヨーガの本質であり、目標です。
自分に関わることも含めて、常に物事の正否や良し悪しについて価値判断をしていると、
内なる対話は乱され、自己と純粋なる潜在力を往き来するエネルギーを妨げてしまいます。
決めつけをしないようにしましょう。
次のマントラを1日何回か声に出さずに繰り返してください。
その波動は、純粋なる潜在力の法則と共鳴します。
「オーム・バヴァム・ナマッハ」
(わたしとは絶対的な存在である)
法則② 月曜日:与えること・受け取ることの法則
その日に接触した全ての人に何か与えようという意図を持ちましょう。
優しい言葉や、褒め言葉、笑顔を向けたり、祈りを捧げたり、
ちょっとした贈り物をするのでもいいでしょう。
同じように、その日あなたの元に寄せられる贈り物に対しても、受け入れる心の準備を整えます。
鳥の歌声、春の雨、虹、美しい夕日など、自然が与えてくれるもの、優しい言動、
役に立つ助言かもしれません。
ありのままを受け入れる気持ちを循環させるチャンスを逃さないでください。
与えること・受け取ることの法則と共鳴する波動をもつマントラです。
「オーム・ヴァルダナム・ナマッハ」
(わたしは宇宙を育む存在である)
法則③ 火曜日:カルマの法則/原因と結果の法則
わたしたちの行為ひとつひとつは、エネルギーを生み、
その行為と同等の結果が自分に返ってきます。
あらゆる瞬間に自分が行なっている選択に意識を向けることです。
この瞬間に起こっている全ては、あなたが過去に行なった選択の結果なのです。
少し世界から身を引いて、自分がしようとしている選択を見つめてください。
この観察するという行為をとるだけでも、無意識から意識の領域へ移行し始めることになります。
カルマの法則と共鳴する波動を持つマントラを復唱しましょう。
「オーム・クリヤーム・ナマッハ」
(わたしの行動と宇宙の法則とは一体である)
法則④ 水曜日:最小限の努力の法則
自然の英知は何の努力もなしに簡単に機能しています。
潮の満ち干、花の咲く姿、星の動き、
どれをとっても自然には無理をしている様子はありません。
自然界にはリズムとバランスがあります。
自然と調和していれば、最小限の努力で最大限の実りを得ることが出来ます。
今ある状態こそが、あるべき状態であることを受け入れてください。
日常生活においても、人のことはありのままに、
出来事も起こるままに受容することを学びましょう。
無理に結果を出そうとしていることに気づいたら、
最小限の努力の法則を思い出してください。
また、抵抗したり無理したりしないエネルギーを浪費していない状態で、
このマントラを唱えましょう。
「オーム・ダクシャム・ナマッハ」
(わたしの行動は、最小限の努力で最大限の実りを生む)
法則⑤ 木曜日:意図と願望の法則
1. 自己の意図と願望をはっきりさせましょう。
人生において実現させたいことリストを定期的に作成してください。
瞑想する前に自分の意図と願望を見直します。
心が望んでいることを書き出すことにより、
この世界での願望成就プロセスは加速化されます。
2. 意図や願望を意識に導き入れたら、結果は自然に委ねてください。
たとえ物事が意図した通りに運ばなくても、
さらに大きな構想が働いてのことだと思えるよう、
信頼の気持ちを育みましょう。
3. 行動を起こす時は必ず、今この時に意識を向けるようにします。
意識を注ぎ、意図と願望を活性化しながら、
この法則と共鳴するマントラを唱えてください。
「オーム・リタム・ナマッハ」
(わたしの意図と願望は宇宙の英知により育まれる)
法則⑥ 金曜日:執着しないことの法則
この世界で何かを手に入れるためには、それに対する執着を捨てなければなりません。
願望を実現する意図を諦めるのではなく、結果に対する執着だけを手放すのです。
執着は、恐れや不安から生まれます。
ヨーガの教えでは、真の安心とは未知なるもの、
不確実性の領域に身を委ねる準備ができた時に現れるとされています。
純粋なる滞在力の領域に身を委ねてください。
集中した意図と、結果に執着しないこと、
このふたつの力を合わせることで、混乱や同様の最中であっても自分の中心を維持しながら
やすやすと願望が成就していく様を観察しましょう。
執着しないことの法則と共鳴するマントラを取り入れて、
コントロールしたいという欲求を捨てることを思い出しましょう。
「オーム・アナンダム・ナマッハ」
(わたしの行動は、その結果に全く執着しない)
法則⑦ 土曜日:ダルマの法則/人生の目的の法則
この世にはあなたの才能とぴったり適合するニーズが必ずあり、
そのニーズとあなたの才能の創造的表現が合致した時、
あなたのダルマが成就されます。
ダルマの法則は三つの要素から構成されます。
第一は、自己の究極の目的が、高次の「自己」の発見にあるということ。
第二に、独自の才能を認識し、それを表現すること。
第三に、人に尽くすことです。
真にダルマと調和した行動は、自身だけではなく、
あなたの行動が影響を及ぼす人々にもおのずと恩恵をもたらします。
「オーム・ヴァルナム・ナマッハ」
(わたしの生命は、宇宙の法則と調和する)



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