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Book : パーフェクトヘルス

  • 執筆者の写真: mayumi
    mayumi
  • 2021年12月5日
  • 読了時間: 9分

更新日:2022年5月27日


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著者:ディーパック・チョプラ

内科、内分泌学、代謝の専門医。

チョプラ基金創設者。「ウェルビーイングのためのチョプラセンター」の共同創設者。

統合医学と個人変容の分野におけるパイオニアとして世界的に有名で、カリフォルニア大学サンディエゴ校健康科学の家庭医療・公衆衛生の臨床学教授、マサチューセッツ総合病院の神経学・精神医学の研究者、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院非常勤講師、コロンビア大学経営大学院非常勤講師、ソフィア大学意識研究教授を務める。 85冊以上にのぼる著書は世界43カ国以上で翻訳、出版。ニューヨークタイムズでも、数多くの著書がベストセラーにランクインしている。『タイム』誌に「20世紀の英雄と象徴トップ100人」のひとりとして選ばれたほか、インターネット新聞『ハフィントンポスト』によるインターネット調査では、世界でもっとも影響を与えた思想家の17位、医学でもっとも影響を及ぼした人物の1位に選ばれている。




昔にさらっと読んだのですが、もう一度読み返してみました。

アーユルヴェーダを知るのには、全てが網羅されている一冊でオススメです。

こちらのブログも英語ですがお勧め。

https://chopra.com/articles/mind-body-health

ヨガやアーユルヴェーダには人生を変える力があります!



身体に最も深い影響を及ぼしているのは精神である

これがアーユルヴェーダの指導原理です。

病気にならないようにするには、自分の意識とつながることで、

乱れた意識のバランスを回復し、

そのバランスを身体全体へと拡大していくことです。

このように意識のバランスを調和させることが、

どんな身体の免疫力にも増して健康を増進する力となるのです。



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★瞑想

細胞の中に物質的な不純物があると、

精神にもそれに相当する症状、

つまり、恐怖、怒り、貪欲、脅迫、疑いなどの否定的感情が現れます。

これらの感情が量子レベルで働いてしまうと、

化学的毒素に匹敵するほど大きな損害を被る恐れがあるのです。





心と体は結びついていて、否定的態度を示せばそれが化学毒素に変わり、

その結果様々な病気を引き起こします。


アーユルヴェーダでは、全ての否定的傾向をひとまとめにして

精神的アーマ(毒)」と呼んでいます。

それは心から除去しなければいけないものですが、

何をすればいいのでしょうか・・・


浄化のために必要となるのが、

恐怖、怒りなどあらゆる種類の心のアーマが支配している領域を

超越するテクニックです。

そのテクニックこそ「瞑想」に他なりません。


瞑想では無理やり心を静めようとはしません。

なぜなら、瞑想による静寂は、

その状態になるものではなくて、

心の中から見つけ出すものだからです


なぜ心の静寂が必要なのでしょうか?

なぜなら、そこに幸福が生まれてくる場所があるからです。

静寂はインスピレーションが湧き出る泉です。


そして、同情や共感などの優しい感情、愛の感覚を手に入れる場所です。

これらすべては繊細な感情であり、

心の中に静寂を見つけ出すことが出来れば、

不安や怒り、痛みの原因となった乱雑なイメージに関心を払うことはなくなります。


心は最も深い本質、すなわち純粋意識を経験します

純粋意識では沈黙が支配され、心は実に清々しい状態になり、

古い思考パターンにはとらわれなくなります

凝り固まった思考や感情は自然と剥がれ落ちていきます。

そうなれば、実際に心は自然に癒されていきます

瞑想とはいわば手放すことです

ありのままの状態にしてください。



平均年齢53歳の84人の瞑想者を対象に研究した結果、

短期間の瞑想者は自分の暦年齢より5歳若く、

5年以上の瞑想者になるとゆうに12歳以上も若くなっていたのです!


このような結果は、瞑想以外の要素(食事や運動など生活習慣)とは関係ありませんでした。

(赤身の肉を食べないことが生物学的な年齢を多少若返らせることも判明しました)

すなわち、1年瞑想すると、1年生物学的年齢が若くなるのです!



★ビジュアライゼーション / 関心と意思を使う


関心を向けているもの全てが、人生の中においても強力な力となっていく


意思は無限の組織力を持つ


自分が望んでいることを明白にするだけで、

細かなことは全て扱わなくても、

目標の実現に著しい効果が及んでくるということです。




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★マルマ療法 / 体と心が出会うツボを刺激


中国の鍼灸で示される経穴と似ていますが、全く同じではありません。

マルマ療法は中国の鍼灸よりも起源が古く、

おそらく鍼灸の直接の祖先と言えるでしょう。

マルマを傷つけてはいけないという警告は賢明です。





ふつうこの点には大きな血管や神経は交わっていませんが、重要な箇所です。

なぜならそこは、内面の知性の流れが動いている

最も敏感で、覚醒しているところだからです。


マルマを刺激することで、意識と体の間のつながりを活性化することができます。

その方法は色々ありますが、そのひとつはヨガです。

ヨガの姿勢をとる時は、ふつう特定のマルマをゆっくりと伸ばしていきます


マルマは表面的なものではなく、

身体の深層にまで浸透していくので、

心の面も刺激することができます。


瞑想はあらゆるマルマを活気づけますが、

特に頭、心臓、下腹部に位置している3つの「大きなマルマ」を刺激します。

これら3つのマルマは表面にはなく、

量子的人体の中にまで深く入って、刺激しなければなりません。

このマルマが最も重要な刺激箇所であるのは、

他のもっと小さなマルマにも強い影響を及ぼすからです。



■自分でできるマルマ療法

重要なマルマは足の裏に集中しているので、

この部分を活性化するため、毎日ゴマ油で優しくマッサージする。

寝る前がいいでしょう。

ヴァータドーシャにある神経系を癒す効果があり、快眠を促すからです。


最初のマルマは眉間から額の中心へと広がっていきます。

目を閉じて、この部分を優しくマッサージすると、

不安、頭痛、精神の緊張など身体の上部のヴァータを癒します。


心臓に関連する場所は、動揺した感情を落ち着かせてくれます。


下腹部のへそ下約10センチぐらいのとこにある部分は、

便利、腸内ガスなど下部のヴァータの問題に効果あります。


3つの場所をそれぞれ数分かけ、軽く円を描くようにマッサージします。

額のマルマは夜、眠りにつく助けにするのもいいでしょう




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★至福のテクニック / 純粋な喜びを知る

日没の素晴らしい景色、夜明けの時の山の湖。

その素晴らしい瞬間を味わい、

その時の感情をこの一瞬に限らず、

ずっと日常でも抱いていることができるなら、

あなたは「純粋な喜び」と呼ばれる新しい状態に到着しています






この純粋な喜びこそ人生の基本的特質です。

サンスクリット語で「アーナンダ(至福)」と呼ばれます。


アーユルヴェーダの賢者たちによれば、

私たちの喜びは全て、この「純粋な喜び」から生まれてきます。



〜自然の贈り物に同調する〜

自然は心と身体に癒しを与えてくれるエネルギーと栄養の豊かな供給源です。

五感を利用し、この自然の贈り物に目を向けるようにしましょう。


・毎日、短時間でも裸足で大地を歩きましょう

 大地から養分を吸収するつもりで、足と地球に意識を向けます。

水辺の周りを散歩しましょう。

太陽の光と温もりを自分の身体に染み込ませましょう

 太陽の力に感謝してください。

・植物が生い茂る場所を散歩して、その草木の息吹を深く吸い込みましょう

 植物の生命力を受け取るのに最もいい時刻は、

 夜明けの直前と日没の直後です。

・夜、星をじっと見つめましょう

 あなたの意識を宇宙で満たし、宇宙を意識で満たしてください




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★進化するための衝動

身体には知性が備わっています。

人生は毎日が選択の連続です。

間違った選択を下さないようにするのは不可能に思われるかもしれません。

しかし、自分の最も深い層に存在する本質に耳を傾けさえすれば、

それは簡単にできるのです。


どのような状況においても3つの自然な衝動が働いています。

1つは進化、前進、進歩しようとする衝動「サットヴァ」です。

2つ目は現状を維持を目指し、時には退行させようとする正反対の衝動である「タマス

そしてこの2つの対立の間でかたまった状態が「ラジャス」で、

自分にとって利益になる行動をしようとする中立的な衝動です。


心がこの3つのグナ、つまり3つの傾向に従って動くように、

自然は人間を創り出しました。


・ラジャス的な人は行動好きです。

心はいつも揺れ動き、短気で衝動的です。

あらゆるところで自分を外に出したがります。


・サットヴァ的な人は進歩するのが好きです。

むやみに行動しようとせず、創造的で、命を大切にし、

健全な行動だけを考える傾向があります。


・タマス的な人は変化することを望みません。

行動するのは嫌いです。型通りのことをするのが無難だと考え、

何事も波風を立てないようにします。


誰でもこの3つの要素は含まれています。

もっとサットヴァ的になることが価値のある目標となります。

なぜなら創造力を高め、健康で、幸せな人間にしてくれるのが

このタイプの人だからです。

サットヴァは心のアーマ(毒)と戦う純粋な力です。



心のアーマがつくられてしまう原因は・・・

否定的な感情

心理的ストレス

無気力、精神的な不活発

・有害な環境

暴力的で、下品で、衝動的な書物やその他娯楽

暴力シーンは身体に不健康な化学物質を生み出してしまい、

細胞と同様、思考にもアーマを蓄積させてしまいます。



サットヴァは自然の心に最も近いところにいます。

なぜなら自然の中のあらゆるものが拡大し、進化し、成長していくからです。

サットヴァを増やしていくと、自然と純粋に生きていけるようになり、

より大きな進化に向かっていけるようになります。



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〜サットヴァを増やす方法〜

誰に対しても愉快で寛大に接する

・衝動的に行動するのではなく、

 実行して当然だと思える考えに基づいて行動

・自分の言い分が正しいと思っても、

 怒ったり、批判したりするのは控える

遊び、ユーモア、リラクゼーション、

 良き仲間に毎日時間を使う。




・朝、日の出と共に目を覚まし、夜は日没を眺めて過ごす。

 とりわけ満月の夜には月明かりの下を散歩する。

・胃にもたれない軽い自然な食事を食べる。

・あらゆる機会を利用して、人に対する思いやりを持つ



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〜サットヴァ的な食事〜

オージャスたっぷりの食事

ミルク、米、ギー、ゴマ、アーモンド、果物、甘味全般、サフラン、 etc..

 ・軽くて、気持ちが落ち着き、

 消化しやすい食べ物

新鮮な食品

・6つの味のすべてのバランス

適量

菜食主義





〜オージャスにならない食べ物〜

・肉や魚

・しつこく、油っこいもの

・チーズ

残り物、加工食品

過剰な酸味や塩味

食べ過ぎ



サットヴァ的な人にとって、人間関係において大切なるのは与えることです。

この基本的な態度を身につければ、自分に必要なことは自然に人から与えて

もらえるようになります。


人への思いやりや信頼が本当に結実するようになれば、

サットヴァタイプの人は人生で恐れるものは何もなくなり、

人生からあらゆるものを受け取れるようになります。



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■オージャスを増やす方法

・7-9時間の睡眠

適度の睡眠は身体を完全に再生させ、

起きている時には絶対得られない癒しを与えてくれます。


・オージャスを作る食べ物

バランスの取れた食事を1日に3回、感謝を持って食べましょう。

調理仕立ての食べ物、全乳、ギーにつけたデーツ、

これがオージャスを作る食べ物トップ3です。


・心のケア

呼吸法や瞑想で、神経系を落ち着かせ、

ストレスや不安を軽減しましょう。

 
 
 

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