Book:一流の人に学ぶ自分の磨き方
- mayumi

- 2019年10月5日
- 読了時間: 5分
更新日:2021年5月30日

著者:シーボルド・スティーブ アメリカの経営コンサルタント。コンサルティング会社ゴーブ・シーボルド・グループ代表。学生時代に一流の人の研究を開始し、20年後に成果を発表して注目を集める。現在、能力開発の第一人者として世界の優良企業で社員研修を担当し、大勢の人材を育成する
わずかな人だけが成功を収める理由は、
精神的に強いからだ。
辛抱強く努力を積み重ね、思考と感情、及び人生に対する姿勢をコントロールする方法を学んで充実した人生を送るのだ。絶えず自分を磨くために時間を投資し、学校を出た後も永遠に学び続ける、ということだ。普段の努力こそが一流の人を支える基盤である。
◼️一流の人は一流の信念を身につける
親、教師、兄弟、友人など影響力のある人たちが子供時代に初期の信念を限定してしまう。
一流の人は、成長の過程で初期の刷り込みを意識的に変更する。
彼らは自分にポジティブに語りかけてプラスの信念を定着させる。
その不断の努力を要することを知っているから、
言葉を慎重に選んで頻繁に自分に語りかける。
そのプロセスは「ポジティブな自己洗脳」と呼ばれている。
一流の人は飛び抜けて高い知能を持っているわけではない、成功と知恵はあまり関係ない。
本当に大きな役割を果たしているのは、彼らが意識的に身につけている一流の信念なのだ。
①自分に語りかける言葉を二流のレベルから一流のレベルにグレードアップする。
ポジティブなセルフトークのフレーズを用意して、変化が起きるまで毎日繰り返す。
②心の画像の力をフル活用する。ポジティブなイメージトレーニングを実行して、
思い通りに物事が展開するように工夫する。
以上、2つの方法を組み合わせると、心の持ち方が大きく好転する。
「周囲の人たちによる刷り込みは、脳の中に定着して姿勢や行動に影響を与え、
それがあなたの将来を形成していく。」(シャド・ヘルムステッター)
◼️一流の人は自分を大いに尊敬している
「軽薄な人間は他人をからかい、あざける傾向がある。
しかし、自分を少しでも尊敬している人は、他人を見下すようなことは決してない。」
(ゲーテ)
「自分にないものを他人に与えることはできない」
という格言は、尊敬にも当てはまる。
一流の人にとって他人を尊敬することは容易である。
何故なら、自分を大いに尊敬しているからだ。
彼らは何度もピンチを切り抜けているので、大変高い自尊心を持っている。
二流の人は安易な道を選び、その結果、自尊心も低下してしまう。
◼️一流の人は複雑なことを単純化する
一流の人は、複雑に見えるプロセスを単純化することに価値を見出す。
二流の人は、複雑なことほど価値があると考えるので、ますます訳が分からなくなる。
一流の人は思考、哲学、習慣を絶えず単純化しようと務める。
それによって物事の道理がはっきり見えてくることを知っているからだ。
「天才とは、複雑なことを単純化する能力のことである。」(CW ツェーラム)
◼️一流の人はエネルギーに溢れている
一流の人の成功を後押しする力は、心と体と魂のエネルギーである。
彼らは愛にあふれた意識で生きているので、ほぼ無限のエネルギーを持っている。
二流の人は恐怖に怯えた意識で生きているので、エネルギーを抜き取られている。
愛はエネルギーを生産させ、恐怖はエネルギーを消耗させる。
二流の人はネガティブな思考によってエネルギーを消耗させる。
一流の人はポジティブな思考によってエネルギーを生産している。
彼らは運命に愛されていると信じている。
どんなに状態が悪化しても、目に見えない力が助けてくれると考えている。
この信念はやがて現実となり、心と体と魂のエネルギーを増大する。
エネルギーは思考によって生産することも消耗することも出来るということだ。
一流の人はエネルギーを生産する思考を意識的に選ぶ。
二流の人はエネルギーを消耗する思考を無意識に選ぶ。
「人間の本当の違いはエネルギーである。強い意志、明確な目的、
揺るぎない決意があれば、ほとんど何でも成し遂げることが出来る。
それこそが偉大な人物と卑小な人物を分ける。」
(トーマス・フラー)
◼️一流の人は人前で話すのが得意である
世論調査によると、ほとんどの人の最大の恐怖は人前で話すことだという。
一流の人は人前で話すことによって、人々を説得し影響を与える。
総人口の95%は人前で話す勇気と才能に畏敬の念を抱くので、
人前で臆せず上手に話せる人に感銘を受けて信頼を寄せるのだ。
一流の人はたとえ内気な性格でも、恐怖を乗り越えて人前で話せるように努力する。
その技術を習得しなければ、一流のレベルに達しないことを知っているからだ。
人前で話す技術を身につけると大きな自信に繋がり、
どんなに多くの人の前でも落ち着いて話せるようになる。
◼️一流の人はコミットメントに徹する
二流の人は夢を叶えることを単なる願望とみなす。
一流の人は夢の実現を戦いとみなして命を賭ける。
だから苦しさに耐える覚悟が出来ている。
一流の人の信念は「勝ちたい」ではなく「絶対に勝つ」である。
この違いは小さいように見えるが、最終的には天と地ほどの差を生む。
◼️一流の人はコミュニケーションの達人である
一流の人は人間が感情の生き物だと見抜いている。
だから相手に重要感を与えるように工夫する。
人はみな身分や地位に関係なく
自分が重要であることを感じたいと思っていることを知っているからだ。



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