Dr.Palitha Ayurveda講座 (PRANA)
- mayumi

- 2019年9月9日
- 読了時間: 3分
更新日:2021年5月30日

講師:Dr.Palitha Serasinghe
(パーリタ・セラシンハ博士)
B.A.M.S.ドクター
(医師、アーユルヴェーダ医師)
医学薬学博士
(日本富山大学にて取得) SETRAMED LONDON LTD代表
SETRAMED International College of Ayurveda学長
アーユルヴェーダ専門家協会(イギリス)理事会メンバー
コロンボ出身、現在英国在住。
今回、私にとっては4回目となるパーリタ先生のアーユルヴェーダ講座を受けました。
毎回ユーモア溢れて、分かりやすい説明なので、スーッと理解出来ます。
温かいお人柄の先生で、お会いするとじんわりと安心感が湧いてきます。
◼️プラーナとは
サンスクリット語で様々な意味がありますが、
例えば、「生命力」「エネルギー」「生命力の源」などです。
生き物と無生物の両方に存在して、宇宙の全ての顕在エネルギー。
人体にプラーナを取り入れる方法は大きく3つ
呼吸、食事、スピリチュアルのプラーナ(瞑想やヨガ)
→ヨガでは、ポーズ、呼吸法、チャンティングが、プラーナを循環させます。
◼️ナディについて
サンスクリット語で「チューブ」「通路」「流れるもの」
身体を通過するエネルギーが通る通路のネットワークを指します。
ここには、チャクラなどホルモンを作る臓器に関係しています。
人体では、プラーナはナディと呼ばれる通路を流れます。
何千ものナディがあると言われますが、3つの主なもの、
①スシュムナー :背骨の中心に沿って位置しています。
クンダリーニの目覚めのエネルギーが流れる中心の通路
背骨をまっすぐに、チャクラを通ってルートチャクラから
クラウンチャクラまで走っています。
これは霊的な意識のナディです。
②イディナディ :脊椎の左側にあります。内向的な月の通路です。
ムラダーラ(ルート)チャクラから始まり、左に流れ、
左の鼻孔で終わる前にチャクラに出入りします。
精神的なエネルギーを表します。
③ピンガラナディ:脊椎の右側にあります。外交的な太陽の通路です。
ルートチャクラから始まり、右に流れ、イディナディの鏡像で
チャクラに出入りし、右の鼻孔で終わります。
プラーナの起源です。
イディナディとピンガラナディのエネルギーのバランスを良くすることが大切。
ハタヨガの焦点は、これらのナディのバランスをとることです。
◼️プラーナの流れを悪くする原因
・ストレスや緊張などで筋肉が固くなると、プラーナの流れをブロックし、
停滞と病気の原因になります。
・ストレスやパニックなで起こるひどい呼吸、浅い呼吸。
プラーナは、効果的に、効率的に使わなければいけません。
怒り、心配、ストレスは、自分のプラーナの無駄使いとなります。
これらの無駄なものは手放すことがとても重要です。
手放さないと、大事なプラーナが傷ついてしまいます。
怒りを感じたら、深呼吸をする。(吐き時に捨てることを意識する)
◼️プラーナに良い事
運動:身体を動かし、そして心を休ませる(瞑想など)こと。
食事:オーガニックのミルク、ギー、ムング豆等が純粋な食べ物とされています。
なるべく新鮮な野菜や果物などを多く取り入れましょう。
ブラフマンドラ:眉の上から指8本分、上にあるツボをオイルなどでマッサージ、
手でマッサージしながら良いマントラを唱える、など。
アーユルヴェーダ式マッサージ:スキルの高いマッサージ師は、プラーナの流れを
良く理解しており、流れを良くしてくれます。
特にシロダーラはお勧めです。
※最後に先生から教えていただいた言葉
「憎しみは憎しみによって征服されることはありません。
憎しみは赦しと愛によって征服されます。これは永遠の法則です。」
サンフランシスコのサミットで戦後敗戦した日本に対して責任など問う会議の場で、
スリランカ人の政治家が発言した言葉とのことでした。



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