ブッダが教える正しい自信のつけかた
- mayumi

- 2019年9月5日
- 読了時間: 3分

目を閉じて見えるものが「妄想」
目を開いて見ているものが「現実」
こう考えると当たり前ですが、
妄想と現実とは、はっきりと違います。
この2つを区別できるようになることが、
「ムダな妄想をしない」決定的な方法になります。
「不安」は、妄想の典型です。
だから「妄想しない」練習を積んでいけば、不安も徐々に湧かなくなります。
これほど合理的で効果的なメンタルトレーニングはありません。
仏教には「自信」なるものがないかというと、そうではありません。
ただもっと合理的に、確実に「自信に導く考え方」をします。
ブッダが教える「正しい自信のつけかた」をまとめてみます。
ひとつ目は、「妄想しない練習」をする。
これは「妄想という心の状態を客観的に理解する」訓練です。
そのために瞑想タイム―心の状態を見る時間―を生活習慣にしてしまうこと。
これは続ければ続けるほど、効果を発揮します。
不安という「妄想」を取り除いていくと、自然に残るものがあります。
それが「行動」です。「やってみる」ということです。
逆にこれを欠いたところでは何も始まりません。
つまり自信の“本質”とは「やってみる」ことです。
ブッダが教える、正しい行動の順序は次の通りです。
①やってみる(体験を積む)
②ある程度の成果を出せるようになる。(周囲が認めてくれるようになる)
③「こう動けば、ある程度の成果が出せる」という“見通し”がつくようになる。
どんな世界でも、①の積み重ね。
②の「成果」が出るまで時間が必要になります。
その途中に出てくる「本当にうまく行くのだろうか」という不安が、まさに妄想。
本当はその妄想に反応しないで、ただ「やってみる」の連続だけでいいのです。
③の“見通し”こそが「自信」です。
本当の自信は、「できる」という判断・妄想ではなく、
「やってみる」その先に来るものだとわかります。
「まずやってみる」というシンプルな生き方。
「やってみるというのが難しいのです」「つい足踏みしてしまいます」
という人がいます。気持ちはよく分かりますが、
そんな人こそ「これは妄想なんだ」と理解するように努めます。
「やってみる」という行動を妨げているのは、「失敗するかも」
「迷惑をかけるかも」「私なんてまだまだ」といった判断・妄想にほかなりません。
それこそが「心の反応のクセ」
だからこそ「妄想しない練習」を始めましょう。
妄想しない。まずやってみる。
これが「自信をつける」正しい方法・王道です。
まさに禅の世界にいう「とらわれのない心」です。
これまで「仏教」「禅」という特殊な世界で語られてきたことですが、
「ムダな反応をせず、心をクリアに保つことで、心の能力(パフォーマンス)を上げる」
というのは、現代人に欠かせないメンタルトレーニング(心の練習)でもあります。
妄想にとらわれない心なら、物事がシンプルに進みます。



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