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Book:ヨガナンダ喜びの源泉

  • 執筆者の写真: mayumi
    mayumi
  • 2019年10月20日
  • 読了時間: 5分

更新日:2023年5月23日


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著者:パラマハンサ・ヨガナンダ

1893年インドに生まれ、真我覚醒のインド古代科学を西洋にもたらすべく、若年のころより訓練される。

1920年 渡米

1946年「あるヨギの自叙伝」を出版

本部の設立、書籍や学習教程の執筆、合衆国のほとんどの大都市での講演、作詩や作曲、弟子たちへの教育訓練などを行った。

最高位の瞑想テクニックであるクリヤ・ヨガをマハトマ・ガンジーに授けている。



人生の目的は、神を発見することです。

それが私たちの唯一の存在理由です。










幸福を外側のものに求めることは、

投げ縄で雲を捕まえようとするようなものです。

幸福は、ものではなく、心の状態です

生きて体験すべきものです。


この世のパワーも巧みな蓄財法も、

未だかつて幸福を捉えたことはありません。

物質主義者は、お金儲けにあまりに没頭しているため、

それを手に入れた後でさえ、十分にリラックスできず、

充足感を楽しむことができません。



どんな状況でも、人知れず心の幸福を感じられるようになり、

自分に言ってください。

幸福は、生まれながらに持つ神聖にてして最大の権利、魂の財産である。

私は、人知れず、王たちの夢想する以上の富を持っている」と。


幸福になるという強い意志は、あなたの助けになります。

不幸の原因は環境のせいだとして、

状況を変わるのを待たないでください。

いかなる状況であれ、幸福でいられるようにしてください


もし幸福が、時としてなんらかの条件に依存しているように見えるなら、

その状況を変えて、いつも幸福でいられるようにしてください。



どんな形であれ不自由を抱えて生まれた人は、

自分への憐れに浸る誘惑に強く抵抗してください

自分を可哀想に思うことは、

克服するための内なるパワーを弱めてしまいます



就寝前と起床する前に少なくとも十分毎夜、

沈黙して静かにしてください

これは、毎日の生活の戦いで、

どんな厳しい試練にも対処できるようにしてくれる

強固で無敵の幸福の習慣を内側に作り出してくれます



読書は、最高の室内スポーツです。

それは、いつも頭を回転させる知的訓練になります。

もし十分価値のある本を選ぶなら、

毎日1〜2時間読書することで、誰であれ、

十年間で大学の教養課程修了レベルに達します。

目的もなくゴミのような本を読んで時間を浪費し、

精神的能力を無駄にしてはなりません。

書物への真面目な関心を育まなければ、

歴史の遺産を見失うことになります。



幸福は人間本来の生まれながらの存在の状態です。

ほとんどの人はそのことを分かっていません。

なぜなら、ほとんどの人は、

自分という存在の中心にいないからです

内なる自分の中心から遥か遠いところまで、

自分を広げてしまっているのです

そのため、豊かになり力を持てば持つほど、

内側でますます空疎になるのです。



幸福を求めるなら、心の中により多くを、

物にはより少なく求めるべきです

心の中があまりにも幸福なので、

外から何がやってきても不幸になどなり得ないようになってください。


過剰な贅沢は、幸福を作り出すのではなく、

心の中から幸福を追い出してしまいます。

人は、あばらの家にいて幸福の王になることも出来れば、

宮殿の中で不幸の拷問に苦しむ犠牲者にもなることが出来ます。

幸福は、まったくの心理現象なのです。



幸福になりたいという思いの中には、

他者の幸福も含まれるべきです。


人に奉仕する時、それは自分自身に奉仕していることなのです。

「人を助ける」とは思ってはなりません。

むしろ、こう考えてください。

私は自分を、自分の世界を助けている

なぜなら、そうしなければ幸福ではいられないから」と。



人生は変化です。

いつも内側の心の静けさを保ってください。

偏らない心を保ってください

仕事の時は、静かな心で、しかし活発に働いてください。

そうすれば、いつの日か、

自分がもはや運命の潮に翻弄される対象でなくなっている事を知るでしょう。


あなたの強さは内側からやって来ます

外側のいかなる種類の動機づけにも依存していません。


試練は、あなたを破滅させるためではなく、

神にもっと感謝できるようにするためにやって来ます。

神がこうした試練をもたらしているわけではありません。

それらは、あなた自身が作り出しているのです。


やって来るなら何であれ、来たらしめよ

と、いつも自分に言うだけで、

それは人生における善い習慣になり得ます。

人生は多くのアップダウンをもたらします。

もし、変化する環境の波に合わせて感情をアップダウンさせるなら、

内なる静寂を到底手にすることは出来ません。

感情的な反応をしないように注意しなければなりません。

好き嫌いの感情を超えた場所に立ってください。


外側で起きることが何であれ、

有頂天になったり、意気消沈したりしないようにします

波立つことのない静かな心で、

束の間の人生の舞台劇を眺めてください。

人生のアップダウンは、

大海の絶えることのない変化の波にすぎません

いつも穏やかに、脊柱にある内なる中心の普遍なる喜びを心に留めながら、

そうした変化への感情移入を避けてください。



あなたの所有物に「あなた」を所有させてはなりません

またこの世の生活のさじや、次々と訪れる苦悩に心の静けさを侵害させてはなりません。



この世界は、できるかぎりのものをあなたから奪い、

無価値な習慣と何も生むことのない活動に縛っておこうとします


 
 
 

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