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ヨガ的な詩

  • 執筆者の写真: mayumi
    mayumi
  • 2019年6月1日
  • 読了時間: 1分

更新日:2019年7月27日


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まど・みちお


引っ込み思案の子どもでした。

アリや花のおしべなど小さいものを

じっとみつめることが好きでした。

小さいと、ひと目で全体が見えるから、

そこに宇宙を感じていたのです。

どんなに小さいものでも

見つめていると、宇宙につながっている。

私は私という人間ですけど、

こういう人間になってここにいようと思って

ここにいるわけではないんです。

ということは、やっぱり

生かされているっちゅうことじゃないでしょうか。





一生懸命になるっちゅうことは、自分が自分になること。

一生懸命になれば、一人ひとりの違いが際だつ。

いのちの個性が輝き始める.......。

自分が自分であること、自分として生かされていることを、

もっともっと喜んでほしい。

それは、何にもまして素晴らしいことなんですから。


私にとって日記は、詩の材料とか何かのためではなく、天に対して書いとるっちゅう感じがします。天というのは、宗教上の偉い人じゃなく宇宙の意志みたいなもの。



〜臨終〜

神様

私という耳かきに

海を

一どだけすくわせてくださいまして

ありがとうございました

きれいでした

この一滴の

夕焼けを

だいじにだいじに

お届けにまいります

 
 
 

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