夏のヨガ&アーユルヴェーダ
- mayumi

- 2021年8月15日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年8月2日

夏は消化力や体力が一番落ちる時期です。
アーユルヴェーダでは消化力(アグニ)が弱いと、
毒素(アーマ)が身体に蓄積され、
それが原因で体調不良や疲れだるさ、
病気が発生すると考えられています。
ですので、健康を維持する上で、アグニの強さは欠かせないものです。
アグニが弱っている人ほど量を食べます。
なぜなら、アグニが弱いためにオージャスを作れないからです。
しかし、たくさん量を摂ってもアグニが弱いためオージャスにならず、
アーマが出来てしまい・・
身体がだるい、日中眠い、やる気が起こらない、身体が重い、便秘になる、
自分がどうしていいかわからない、
願望を叶えるという気持ちにならない、
などの症状が現れます。
消化といっても、食べ物を消化するということだけではなく、
目や耳から入ってくる情報など、外側から受け取るもの全てについても同じです。
・食べ物の未消化 → フィジカルアーマ
・感情や経験の未消化 → メンタルアーマ
例えば、人間関係で誰かにひどいことを言われた時に、
アグニが強い人は、
その時感じた嫌な思いをさっと燃やすことができますが、
アグニの弱い人は、
いつまでもクヨクヨしてしまう。
心のアーマは、怒りや恐れ、心配などネガティブな感情を生み出す原因となります。
これらのものを十分に消化できないと、
アーマがたまり、心身を巡るエネルギーの流れが悪くなり、
最終的には病気という形で現れることになります。
■フィジカルアーマの対策
★食事について
・1日3食、4時間以上の間隔を空けて食べましょう。
・食べ物の種類にもよりますが、約30回を目安に噛む。
・なるべく冷たい飲み物や食べ物を摂らない、
特に夏は冷たいものを口にしがちですが、
アグニの火を弱めてしまうことになるので控えめにしましょう。
・夜は温かい野菜スープなどで身体の内側を温める。
スープはアーマを浄化するのにとても良いです。
定期的に夕食を野菜の温かいスープだけにすると、
アグニの負担が減り、身体が軽く、良く燃えるようになる。
・消化促進のスパイス類を積極的に食事に取り入れる。
・食後には散歩をしましょう。100歩歩くだけでも消化は良くなります。
・アーマバスターを食前に摂る。
〜アーマバスター作り方〜
ジンジャー+クミン+コリアンダー の粉を同じ割合で MIX。
食前にティースプーン一杯程度をお湯に割って飲む。
少し刺激が強いので食後でも OK。
★アグニを強くするヨガのアーサナ
コアを鍛えるポーズとツイスト全般がオススメ!
・太陽礼拝
・プランクポーズ
・ねじったランジのポーズ
・椅子のポーズ
・ナヴァーサナ
・魚の半分の主のポーズ
ヨガは内臓を刺激するので、定期的に行うことでアグニを強化できます!
■メンタルアーマの対策
瞑想が一番のおすすめ。
まずは1日の内の少しの時間でも良いので自分の内側に意識を向け、
今のあるがままの状態をしっかりと観察することが大切です。
陰ヨガなどで、じっくりと時間をかけ、
身体の強張りを取ると、心の中にある見えない強張りも緩めてくれるスイッチになります。
女性は骨盤に感情が溜まりやすいと言われています。
骨盤を大きく動かし、ストレッチしてあげることで、
溜まった不要なものを解放してあげましょう。
自然とつながる。
自然の中に身を置く時間を取る。
デジタルデトックス。
情報を遮断する時間を取る。



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