天風 幸福なる人生 ①
- mayumi

- 2021年11月5日
- 読了時間: 7分
更新日:2023年5月22日

ものすごくハマってしまった、
天風先生の本を今、いろいろと読んでいます。
忘れないように、備忘としてアップします。
幸福な人生を実現するには、生命の力を充実させることが必要。 次の6つの力が豊富でなければなりません。 体力、胆力、判断力、断行力、精力、能力、です。 現在、病や煩悶、貧困などに苦しんでいる人は、 6つの力のどれかの内容量が不足しています。 この6つの力を豊富にする方法を説く教えが心身統一法です。 6つの力を充実させるためには、 まず、感応性能を強化しなければなりません。 そのためには、
①観念要素を更改
②積極観念を養成 ③神経反射の調節
を熱心に実行しなければなりません。 これが天風教義における「心の持ち方」です。 次にこうして積極化された心を正しく使わなければなりません。 心の使い方の原則は精神統一です。 わかりやすく言えば、心を使う時、分裂することなく、 集中された状態でなければなりません。
精神が統一されると、精神生命の可能性が無限大に向上します。
精神を統一するのに必要なことは、
常に意識を明瞭にして物事に接すること、
いつもはっきりした気持ちで物事に接するということです。
①観念要素の更改

精神生命が持つ暗示感受習性が
特別に旺盛に働くときに、 実在意識を積極的にすればいいのです。 そうすると、
積極的になった実在意識の通りの状態に、
潜在意識がすぐに感化を受けるからです。
ここで思考したままがパーッと潜在意識に入る。 積極的なものが入った場合には、 消極的なものを努力して追い出さなくても、
どんどん出ていってしまう。
ただしその場合、潜在意識を同化しうる力のある積極的観念でなきゃダメ。
ただ単に本に感激したぐらいでは、潜在意識が同化しません。
私達の精神生命の持つ暗示感受習性の特別旺盛な時はいつ?
→ 眠りにつく前
いざこれから熟睡しようというトランスに入る直前ほど、 その時に思ったこと考えたことが、 無条件にフーッと潜在意識の中に同化する働きがある。 寝際に色々な心配や煩悩が起こるのは、普通の人間なら当然ですが、 枕に頭をつけたら一切それを心の中に考えさせない努力を習慣づけることです。 努力して習慣づける。
消極的なことが心の中に浮かんできても、
それに一切関わり合いを付けないようにする。
「思い浮かばせちゃいけない」とは言わない。
出てきても、それを相手にしないこと。
冷遇しなさい、何もそれを優遇する必要はない。
観念の世界は自由。
楽しいこと、面白いこと、嬉しいこと、 自然と微笑んでしまうことを考えればいい。 とにかく、寝際の気持ちは、神・仏のように清らかになる。 一日中はとてもなれないでしょうが、
寝際だけならなれるだろうから。
長い時間じゃない、寝際の5分か10分だけのこと。
そういう心がけを実行に移せば寝付きが早い。
寝際だけは心に一切の重荷を負わせないという気持ち、
生まれたての赤ん坊のように純真な気持ちになる。
これが観念要素の更改の秘訣。
何が心に飛び込んで来ようと、それに関わり合いをつけない。
関わり合いをつけないという努力を習慣づけてしまうと、
もう三月、半年経つと、どんな大きな事件が起こってきても、
心がこれを相手にしなくなるんですよ。
★鏡を使った信念強化法

ベッドに入る直前に、
鏡に顔を映し眉間のところを見て、 「おまえ信念強くなる」と言う。
次の日目が覚めたら、この鏡に与えた暗示をもう一度繰り返してみる。 「今日は信念強いぞ」つぶやきでもいい。 その一言から出発する。
昼間、心緩むことがあったり、
何かのことで心が弱くなったように直感した時、
「わたし信念強いんだ」って言う。
寝がけの時だけは、自分の本然に帰る。
楽しむこと、喜ぶこと、嬉しいこと、微笑むこと、
これが人間の本当の本然。
②積極精神の要請

1.内省検討 自分自身の気持ちを自分で検査する。 人生に生きる刹那刹那、その物事に対して 自分が今どんな気持ちを持っているかを自分で検査する。
2.暗示の分析
断固として自分の心を自分がしっかり堅持しなければならない。
3.対人精神態度
あくまでも積極的で行け。
自分が人と交わる場合、積極的な態度を崩さない。
これがまた非常に重要なこと。
自分だけではなく、人にもベストを尽くそうという気持ちを持つ。
4.取越苦労厳禁
結局、当たって砕けろ。
無茶な考えであるかもしれないけど、
ベストを尽くしておきさえすれば当たっても、
向こうのほうが砕けて、こっちは砕けないもの。
5.正義の実行
どんな場合であっても本心良心に背かないこと。
人生に失敗する人間のほとんど9割9分までは、
感情と感覚の心でもって、自分の心をただもう、
あるがままの我がまま状態に働かせている人たち。
③神経反射の調節

神経系統の反射作用の調整が出来てない場合、 本当は5か10くらいの感覚や感情の
ショック・衝動を、 心にそれを知覚せしめる時には100や200と大げさにしてしまう。
もうだんだんに感情を大きくしてくる。
心がそれを受け取る時の状態を知覚と言いますが、 元は小さくても、知覚の時には大きくなって心に入ってくる。 小さなものを拡大鏡で映すと大きく見えるのと同じ。 現在自分が知覚しているものが、
感情や感覚の本当の姿と思ってる人生に今まであなた方は生きていたのです。
そのため、驚かなくていいことにも驚き、悲観しなくていいことにも悲観し、 恐れなくていいことに恐れ、ずいぶん意味のない、くだらない、哀れな、
惨めな人生の時間を生きていることがしばしばあることを考えなければならない。
その程度が高ければ高いほど、
命を司る大事な役割を行ってる神経系統が、
ごちゃごちゃにかき回されてしまうことになる。
その結果、健全な肉体を保てなくなる。
第一に考えるべきは、世の中に生きる刹那刹那、
感覚や感情も絶え間なく色々なショックや衝撃を受けている、
それを正当に心に受け取るにはどうすれば良いか知ることです。
★ヨガ哲学の目的と方法

神経反射の調節をしてくれる効果がある方法、 腹が立った時、恐れを感じた時、
憎しみ妬みを感じた時、 全ての感覚や感情のショック・
衝撃を受けるたびに、
心に正しい受け入れ方をさせることが出来るという方法。
「クンバハカ」=「最も神聖なる状態」
肉体の中に霊気を充満し、
自然と宇宙根本エネルギーのブリルの収受量が増える。
それにより、肉体はもちろん精神も驚くべき強さを増してきて、
自身の持つ本来の力が遺憾なく発揮出来る結果となる。
息の合間合間に尻肩腹三位一体
「息の合間合間にヒョイと体を水を入れた徳利のようにして、
したと同時に瞬間息を止める。これがクンバハカ」
第一に肛門をキュッと締める。 同時に肩を出来るだけ緩める。 そして臍下丹田にグッと力を込める。 その瞬間息を止める。
これを息の出し入れにやる。 吸→止→出→止、 吸→止→出→止、 お尻の穴を締め、肩を緩め、丹田に力を入れてさえおけば、 水を入れた徳利のようになっている。 腹が立ったり、恐怖、悲しみ、心配、煩悶、 悩みが、憎しみ、妬み、そんな気持ちがが起こった時は、 何をおいても取り敢えず、まずは尻の穴を締める。 尻の穴を締めることを一番先に習慣づける。 尻の穴が締まっている人と締まらない人は、 一目見ればすぐに分かる。 どんなに偉そうなことを言ってても、
尻の穴を締まってない人間は、
目から出る光、オーラが違う。
腹が立ったり、悲しいとか、恐れるとか、
創造主はその理屈に同情はしない。
何においても取り敢えず尻を締める稽古をすれば、
習いは習慣、第二の天性、その内いつでもお尻が締まるようになる。
しょっちゅう尻の穴を締める習慣をつけ、
いざという時は、肩を落とし、お腹に力を入れ、クッと息を止める。
そしてそのまま、息の合間合間、吸う息キュッ、吐く息キュッ、
2-3遍やり、慣れてしまえばもう大抵の感情や感覚の衝動刺激はスーッと緩和出来ます。
最初からそうはいかない。何度もやって体で覚える。
クンバハカからプラナヤマへ 今度は注意深く、息を少し長く深く穏やかにする。 クンバハカの応用のプラナヤマで、 活力の吸収という尊い方法が行えるようになる。



コメント