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生命即神(生命が神である)

  • 執筆者の写真: mayumi
    mayumi
  • 2022年4月25日
  • 読了時間: 7分

更新日:2023年5月23日


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飛行機から撮った富士山の写真です。

上から見ても富士山は雄大で美しかったです。

最近読んだヨガ本でとても共感できる話しがあったので、

一部抜粋し、文章の後に私の個人的な意見とともにご紹介させていただきます。



■ヨガはブレない心を育てる


ヨガの哲学を学び、

それを生活の中で実践すると、

ブレない心がおのずと育ってきます


なぜならヨガとは、

絶対にブレないものをつかもうとする行為」であり、


自分や自分の生き方をじっくり考えて、

自分とは何かという主体性をつかむことだからです。


自ら体得できたことが増えれば増えるほど、

人生でどんなことがあっても、

自分の力で必ず立ち上がれます

また、確かな目標に向かって前に進めるようになります


私たちは他の誰でもなく自分自身を一番の頼りにして、

生きていくことができるのです。



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私もヨガを深く実践するようになってから、

一番実感していることのひとつです。


若い頃はヨガのポーズの方にしか興味がなく、

心はフラフラ彷徨い自分軸はブレブレでしたが、

ヨガ哲学を学び、渡印し、瞑想を続けていくことで、

本当にブレる心が一切なくなりました。


そして、自分とは何?を深く考えるようになりました。

体はとても大切ですが、

自分の中のほんの一部でしかないということにも、気がつきました。

そして感情、思考もほんの一部でしかないことも分かります。




■生命即神(生命が神である)

ブレない心をつくるための鉄則を一つだけ挙げるとすれば、

生命即神」この言葉につきます。

これが真理であり、根本です。


どうすれば生命が喜び、活き活きとする生き方ができるか

を自分の生命に訊き、また体と心にも訊く。

それを、日々の生活のベースとさせます。

生命という神をいかに喜ばせるか」を考える人生。


この世で一番大切なものとは、

それがなければ一切のものが存在しえない根本的なもの、

すなわち生命のことです。

私たちは、生命そのものの存在です。


生命によって産み出され、生かされ、生きている存在なのです。


このことを理解できたときに、

生命ある全てのものに尊さを見ることができ

そこに神の働きが存在することが理解できます。


生命すなわち神は、

私たちに備わっている能力が最高に発揮できる状態の時

最も喜んでくださいます。


喜びを得るためには、

人間として自然で無理のない生き方をすること、

とらわれのない心で他に自己を捧げる生き方をすることです。


人間には、本質的に利他の心があります。

つまり「人のために何かをさせていただきたい

という思いがあるのです。

その利他の心は、魂の欲求とつながっています


人のためにさせていただくことによって自分の魂は喜び、

その経験が人としての軸を強化してくでしょう。


世俗の損得の欲求だけを追求し、

そういった生活パターンにはまってしまうと、

やがて行き詰まってしまい、

いくら社会からみて成功し、お金持ちになっても、

何かが物足りない、自分は不幸だと感じてしまうでしょう。

彼らは世俗的な欲求は満たしていても、

魂の欲求の満たし方がわからない、だから辛くなるのです。


また、心身に適応力をつけ、

積極的な生き方を心がけることです。


この生命の法則に沿った真実の生き方が、

喜びにつながる生き方です。


因みに神とは、いわゆる人格を持った創造主という意味ではなく、

「創造するエネルギーであり、その法則」

「生命」は「エネルギーの動き」という意味合いでとらえることもできますし、

法則」という意味でもとらえられます。



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生命が神である

この言葉にハッとしました。

本当にその通りだと思います!

生命がなければ全ては存在しませんし神さまですら存在しません。

自分の生命を喜ばせる生き方・・これからも考えていきたいです。


利他の心が魂の欲求につながっていることにも納得です。

いくら嬉しいことがあっても自分ひとりで完結してしまうものは、

すぐに忘れてしまったりして長続きしませんが、

人のためになることを行い喜んでもらえたり、

誰かと一緒に分かち合ったことは、

忘れられない記憶に残る気がします。

あとうまく言えませんが、周りの包まれている空気、

世界全体そのものも一緒に喜んでくれている感じがします。




■自分を発揮する


ヨガは健康法や美容法として認識されていますが、

究極の目的は健康や美容ではありません。

ヨガの目的は、平常心でどんな場面においても、

最大限に自分の能力を発揮することです。


また、生活の中で喜びを持って生きられるように、

心身を整えて自分を磨くことも目指しています。


自分の能力を発揮し、喜びを持って生きている時、

私たちは「自分らしく生きる」ことの

本当の意味を体現していると言えます。



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ヨガのアーサナ(ポーズ)しか興味がなかった頃は実感できませんでしたが、

瞑想を取り入れるようになってからは、

どんな場面でも平常心がかなり保たれるようになった気がします。


ただ、アーサナを練習せず、最初から瞑想の世界へ入っていたら、

瞑想はとても難しく長続きはしなかったと思います。


アーサナ→瞑想の順に入ったからこそ、瞑想を取り入れやすかったと思います。

自分らしく生きる。これもヨガの大きなテーマです。




■丹田は心身を安定する力


丹田に意識し体を動かすと、体に安定感が出てきます

それに加え、丹田の一番の効用は、

精神の強い安定感を生み出せることです


どんな時でも気が上がらず、

正常な判断ができるようになってきます。


丹田を鍛える目的は、

あらゆる場面、土壇場の際でもサッと自分の意識を取り戻し、

冷静に最高の対処ができる。

そして、土壇場に限らず平常時においても、

自分の力を発揮やすくなり、

いつでもどんな時でも、自分らしくいられるという事です。


丹田力:

外からの力によって崩されない、物理的な安定力

(自律神経やホルモンのバランスを維持し正常に保っている力)

内外からの刺激に対して、心理的な安定を保つ力

(心をとらわれの状態から解放し、自然と智恵が生じる状態に整える力)



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ヨガのクラスでは、よく丹田を意識して動きましょうとお伝えします。

丹田の場所は、おへそから指4本分くらい下にある辺りです。

特にバランスのポーズなどは丹田に意識するとブレにくいです。

丹田を意識して動くと、腰を守ってくれたり、

体幹が強くなりポーズが安定します。


天風先生がよく言われている、

肛門を締めよ」というのが手っ取り早い丹田強化法だと思います。




■自分の魂が求めるものに気づく


自分の魂が、何を求めていて何が好きなのか。

そのレベルでの気づきがあれば、

自分の本当の幸せや生きる意味を実感しながら生きていけます。


魂のレベルの欲求に気づけた人は、

はたから見れば大変そうな仕事であっても

「これが私の天職だ」と実感でき、本人の喜びとなります。


一方で、魂のレベルとは違うことで物事を判断した場合は、

つまり損得、社会的な価値観で判断した場合は、

魂のレベルではなく、頭のレベルの話になるので、

進めていく途中で不具合が生じた時、行き詰まりやすいでしょう。


ヨガを実践していくと、

物事を幅広く深く観る視点や、感知力が高まって来ます。


自分の深いレベルの欲求に従って選んだものは、

そうそう間違った方向へは行かないものです。


潜在意識の中を綺麗な状態に保ち、

自分の深いレベルの欲求をしっかり感知する事が本当に大切です。


潜在意識の中に、不自然な情報や自分に合わない情報を沢山入れていると、

そういうものが邪魔になり、

自分の本当にやりたいことや、欲しいものが見えにくくなります。



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潜在意識を綺麗に保つ方法は、

やはり瞑想が一番だと思います。


瞑想は凝り固まった思考や感情、

古い観念を手放すことができます。

瞑想している時、意識が拡大するのを感じられる時もあります。


瞑想はうまくできる日もあるし、できない日もあります。

ただ、瞑想なんて思わず構えずに、

毎日数分でもいいので頭と心を静かにし、

意識を自分自身の内側へ向ける時間が持てるだけでも効果はあると思います。




■バランスよく生きるためのヨガ


ヨガのポーズは緊張と弛緩を味わうための練習法です。

自分の力を最大限に大尽くすこともあれば、

最大限にくつろぐことも同時に達成できます。

つまり、本当にリラックスするためには、

その前段階としてしっかり動いておく必要があります。


ものごとには陰と陽があり、はじめてバランスが取れているということ、

そして、陰と陽には統合しようとする力があること。


昼があって夜があり、

動があって静があり、

緊張があって弛緩があります。

相反する物事を結びつけ、

バランスを取ることがヨガであり、

その考え方は日常のあらゆる場面に、生かすことができるものです。



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バランスをよく、ヨガの大きなテーマです。

身体の左右でもバランスは違います。

左右のバランスを少しでも良く整えていくことがアーサナの目的です。

特に悪いバランスの方を少し長めにホールドしていきましょう。


ヨガのポーズでも、陽のポーズ、陰のポーズがあり、

それをバランス良く組み合わせることが重要です。

 
 
 

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